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北欧諸国が軒並み世界トップクラスのIT先進国である理由
2022年11月21日 公開
IT Jobs in Japan 代表の村元です。
北欧とITという組み合わせにピンとこない方も少なくないかと思いますが、グルーバルな視点でIT業界を俯瞰してみると北欧諸国(ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フィンランド・バルト三国)が非常に高いプレゼンスを誇っていることを目の当たりにすることがあります。今回は北欧がなぜ世界トップクラスのIT先進国であるのかという理由と北欧のIT事情について紹介をしていきます。
<北欧発の世界的アプリ>
北欧と言えば、オシャレなデザインの家や家具、雑貨などを想起する方が多いと思いますが、実はIT先進国ランキングでは常に北欧諸国は全てトップ10入りをしています。
例えば、北欧発のウェブサービスやアプリで代表的なものとして音声通話で日本人にも馴染みのあるSkypeも、元々は北欧生まれ(エストニア)のアプリです。
また音楽ストリーミングサービスのSpotifyもスウェーデンで生まれました。最近の例ですとウーバーイーツの競合であるWolt(ウォルト)もフィンランドの企業だったりします。
<そもそもなぜ北欧はIT先進国なのか>
北欧各国は総じて年齢・世代の垣根がなく普段の生活レベルでIT技術が広く普及しています。例えば、政府の行政サービスや民間商取引で積極的にペーパーレス化が推進されていたり、教育面では世界に先駆けてプログラミング教育を取り入れていたりしています。
また、北欧各国は人口が少ないため、ITサービスなど国民全体に周知できる期間が短いことも、国民全体のITリテラシーレベルをスピーディに高める事に寄与しています。その他、元々北欧各国では参加型社会であるため国民が新しいサービスや技術革新などに進んで参加しようとする能動的なマインドもIT化促進に影響を与えているとも言えるでしょう。
<IT先進国の北欧各国に学べること>
日本でもここ2~3年でキャッシュレス決済やマイナンバーポータルなど、電子化が普及し始めてきていますが、北欧各国では既に当たり前のように使われています。まだ日本では役所に行って行なう公共の手続きについても北欧では殆ど電子化されており、日本の数年先を行っているような状況だったりします。
日本のIT企業としては、北欧の最新のIT事例を学ぶと共に、先進的なITサービスの開発経験や実績をもった北欧各国のITエンジニア人材を採用することで、海外に負けない競争力を得る事ができるかもしれません。
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