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企業打合せ 東南アジア現地の大学で、機械工学・電気電子工学専攻し、その後数年就労経験のある外国籍エンジニアを採用したい。
2024年06月26日 公開
外国籍エンジニアの採用支援をしております。
先日、地方のメーカーの方と打ち合わせをしました。技術統括責任者との面談を通して学びがありましたのでシェアをさせて頂きます。
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以下、会話の抜粋です。
企業:今の時代、中途採用は難しいですね。
曽我部:求職者数が圧倒的に少ないですから・・・。
企業:高卒も採用出来ないんです。
曽我部:え?何かあったんですか?
企業:近くにある大手A社、B社の工場に行ってるみたいなんです。
曽我部:だから御社に応募がないんですね。
企業:私は海外駐在経験があるのですが、海外の理系大卒の方は優秀ですね。
曽我部:はい、比較的若くて向上心を持った方が多いです。
企業:若い方いいですね!具体的にどのような方がいらっしゃるのですか?
曽我部:機械設計、電気設計、生産技術、生産管理・・・・。
企業:海外に支店があるのですが、将来母国で責任者にもなって欲しい。
人材不足の転職市場。大手企業に人材が流れています。
その為、中小企業の中途採用が厳しい状況となっており、外国籍採用の需要が増えつつあります。中小企業の皆さん、この流れに遅れないようにしてください。
目次
東南アジア現地の大学で、機械工学・電気電子工学専攻し、その後数年就労経験のあるエンジニアを採用したい。
・地元の工業高校卒業生が採用できなくなってきた。(大手企業への入社の割合が増えているため。)
・日本で働くアジアからの技能実習生が減っていく可能性
・工場内の工程改善、自動化を進めたい
・キャリアパスとして将来的に、現地工場の責任者や欧州向けの技術営業として活躍してほしい
日本で働くアジアからの技能実習生が減っていく可能性
・円安の流れにより、日本での給与の魅力が劣ること
・各国と比較し相対的に、日本が選ばれにくくなってきている
(アジア圏だと、中国、韓国、インドを志望する人材増加。そのほかヨーロッパのドイツをはじめ国をあげて海外からの受入政策、採用に注力している。)
→有期雇用前提で採用し、数年経過後、母国に帰ってまた、新規で実習生採用・受け入れという実習生受け入れ運営のサイクルがだんだん機能しなくなっていくことが想定される。
外国人採用は、技能実習生か、エンジニアか。工程改善、自動化を進め、実習生3人でやっていた業務を1名で回せるようにしたい。電気設備のプログラミングができる技術者が欲しい。
既存の派遣会社は、工場現場の作業者レイヤーの紹介であり技術者人材の紹介は無い。
工場での人手不足への対応としては、技能実習生を雇用するという暫定的な対応が現状。
しかし、技能実習生の採用においては2年(1~5年のビザによる)など雇用・事業計画を立てて採用しなければならないため、案件状況によっては仕事がないのに雇用しなければならないという縛りがデメリット。近年の流れは早いため、数年後も同様の仕事がないことも可能性は0ではない。経営上、固定人件費の増大というリスクもある。また、業務範囲が限定的であるため、数十名の実習生をジョブローテーションで他の部門や業務に切り替えるという方法も簡単ではない。
採用して1年目は、自動化を目的に、プログラムを作成して作業工程の一部を自動化対応していきながら、日中夜間含め、現場の実習生3人で回していた業務を1名で回せるようにしたい。
キャリアパスについて 将来的な現地工場の統括や欧州向け技術営業
・将来的に現地工場の責任者・統括ポジションを任せられるようにしたい。
→拠点がある国あれば、その後、国に戻っても現地拠点を任せるポジションのニーズはある。タイ、中国、インドネシアに工場あり。
・技術がわかり、日本語、英語ともに話せる人材には、海外向けの技術営業として活躍してほしい。
→ドイツ、アメリカ、中国に主な顧客がいる。→英語ができる技術者であれば、技術営業としても活用できる。東南アジア圏で英語を話す国だと、フィリピン。(マレーシア)。※シンガポールの物価は、欧米並みに高い。
最後に
特にプログラミング人材による工場現場の自動化、工程改善に向けた取り組みは、現場の外国人派遣人材の人件固定費の調整や、アジアから日本が選ばれにくくなってきている(円安、アジア諸国の経済成長による台頭、ドイツにおける東南アジアからの移民政策受け入れ注力など)という視点からも、経営的にも省人化で運営できる組織づくりは、ものづくりにおける競争力の向上につながるテーマだと思いました。
当社JOBs Japanは、日本語スクールやITエンジニアの転職支援をしておりましたので、バックボーンを活かし、PLCの制御や、生産管理システム開発等、ハード・ソフトにおいてプログラミングができる東南アジア出身の英語が話せる人材のご紹介という視点でも、企業の組織づくり、自動化に向け貢献していければと思いました。
ここまでお読み頂きましてありがとうございました。このコラムを読んでいただいて、少しでもJobs Japanに興味をお持ち頂けましたら、採用市場に関する情報交換などお話出来ればと思っておりますので、是非ご連絡を頂ければと思います!
弊社は元々外国籍を対象としたオンラインでの日本語教育事業から始まっています。その為、独自の外国籍エンジニアのデータベースがあります。
又、スタンダード上場企業にて機械設計・電気設計の外国籍エンジニアの採用実績もございます。
是非、ご連絡ください。
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