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【採用ご担当の方必見】なぜ海外ITエンジニア人材の採用が急務なのか
2024年08月11日 公開
同僚のITエンジニアの多くが外国人。そんなことが当たり前になる時代が近づいてきています。近年のITエンジニア人材の採用難に直面している方は多いかと思いますが、まだまだ外国人のITエンジニア採用にアクセルを踏めない方々も少なくないと思います。ですが、近い将来、海外ITエンジニア人材を積極的に採用をしていかないと、そもそも事業が成り立たなくなる可能性が現実味をおびてきている状況になりつつあります。当記事ではエンジニア採用において外国人エンジニアの必要性と採用メリットについて紹介をしていきます。
なぜ日本企業は外国人エンジニアの受け入れが必要なのか?
労働力人口の急減に直面する日本
少子高齢化の影響で、日本の労働力人口は今後大幅に減少すると予測されています。すでに「人手不足で採用が難しい」という声が多く聞かれるようになりましたが、総務省の調査によれば、2023年の労働力人口は約6,300万人でした。しかし、2050年には約5,000万人台にまで減少し、約2割の減少が見込まれています。
若者のエンジニア離れが進行
日本の若者が理系離れを起こしている点も深刻です。特に工学部志望の学生が減少し、理系学部を卒業してもエンジニアとして働きたがらない傾向が強まっています。マイナビの調査によると、IT系学部の大学生のうち7割がAIやIT関連の職種を「志望しない」と回答しています。この結果、若者の人口減少とエンジニア志望者の減少という二重の課題に直面しているのが現在の日本の状況です。つまり今後も国内人材だけをターゲットとする場合、エンジニア採用はより一層困難に陥る可能性が高い見通しになります。
エンジニアを目指すアジアの若者たち
一方、東南アジアやインド、東欧の学生たちは、エンジニアになることを夢見ています。特にIT人材大国のインドでは、毎年100万人以上の理系学生が社会に出ていくのに対し、日本では約14万人にとどまっています。
このように、日本は急速な労働力人口の減少と理系若者の減少という深刻な課題に直面しています。しかし、日本での就業に魅力を感じるアジア諸国のエンジニアは多く、彼らを積極的に受け入れることが、現在の日本にとって最適な解決策の一つとなるでしょう。
参考記事:
海外ITエンジニア採用のメリット
続いて海外のITエンジニアを採用することのメリットについてご紹介します。
1.高度な専門性を持つ人材の確保
日本では不足している専門家も、外国人なら比較的容易に採用することが可能です。たとえば、日本のIT業界で求められているAI専門家やデータサイエンティストは少ないですが、ICTが進んでいるインドなどには多くの人材が存在し、リクルートも可能です。
2.ブリッジエンジニアの確保
日本での開発設計を海外で製造するオフショア開発では、ブリッジエンジニアの存在が欠かせません。現地の商習慣や文化に精通した外国人材を採用することで、現地とのコミュニケーションやマネジメントがスムーズに進みます。
3.海外事業展開の推進
海外市場の開発や交渉、現地法人の運営、プロジェクト管理を、その国や地域の出身者に任せることで、日本人よりもスムーズな展開が期待できます。また、日本人が派遣しにくい国や現場での業務を担ってもらうことも可能です。
4.マーケティングとイノベーションの促進
日本企業は、新卒一括採用やプロパー主義の影響で、多様性に乏しいと言われています。しかし、外国人材を取り入れることで、日本人とは異なる発想や視点を活かした商品やサービスの開発が可能となり、既存の枠を超えたマーケティングやイノベーションが期待できます。
5.企業のグローバル化と日本人社員の意識改革
外国人材の受け入れは、異文化を受け入れる社内環境を整え、グローバル化への第一歩となります。また、日本人社員にとっても、英語をはじめとする外国語や他国の文化を学ぶ良い機会となり、学習意欲を高めるきっかけになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。当記事では海外ITエンジニア採用の必要性とメリットについて紹介をしていきました。次回の記事では、「外国人材の採用方法」について詳しくご紹介します。
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