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【外国人求職者向け】外国人留学生がITエンジニアとして内定をもらうためのステップ・ポイントについて
2024年10月09日 公開
日本では少子高齢化が進む中、エンジニア不足が深刻な課題となっています。特にIT業界では、デジタルトランスフォーメーションの進展とともに、ITエンジニアの需要が急速に増えています。このような状況を背景に、特に国内ではITエンジニア人材が慢性的に不足しており、ITスキルを有している外国人留学生は、今後ますます日本のIT企業にとって魅力的な存在となるでしょう。本記事では、日本で就職を希望している外国人留学生がITエンジニアとして内定を得るためのステップや戦略を詳しく紹介し、就職活動に役立つ具体的なアドバイスをお届けします。
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目次
日本のIT業界における外国人留学生の重要性
冒頭でも述べさせていただきました通り、日本のIT業界では、技術力のあるエンジニアの不足が大きな課題となっています。このため、多くの企業が外国人留学生に対して大きな期待を寄せています。特に、海外での教育や経験を持ち、多言語を話せる留学生は、国際展開を進める企業にとって非常に価値のある存在です。グローバルな視点と技術的スキルを兼ね備えた人材は、日本国内に限らず、海外プロジェクトやオフショアでのブリッジエンジニアなど国内だけのIT開発だけにとどまらず、その需要は今後さらに高まることが予想されます。
エンジニア不足が深刻な中で、企業は国内の人材だけに頼らず、海外から優秀な人材を引き入れることで、競争力を強化しようとしています。例えば、メルカリでは新卒エンジニアの9割が外国人を採用するなど、国内の大手企業でもその動きが加速しています。
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外国人留学生が日本の企業で活躍するチャンスは広がっています。特にIT企業においては、英語などの外国語能力を持つことが国際的なプロジェクトの推進に役立つため、内定を得やすい環境が整っていると言えるでしょう。
成功する就職活動のためのステップ
就職活動を成功させるためには、しっかりとした準備が必要です。日本の就職活動は、独特の文化や慣習があるため、外国人留学生にとっては馴染みにくい部分もあるかもしれません。以下に、具体的なステップを紹介します。
就職活動の流れを理解する
日本の就職活動は、欧米とは異なる独自のプロセスを持っています。エントリーシートの提出、グループディスカッション、筆記試験、面接といった一連のプロセスを理解し、適切な準備をすることが重要です。また、多くの企業では新卒採用シーズンが決まっており、このタイミングに合わせて活動することが求められます。中途採用に比べて新卒採用のプロセスは時間がかかるため、スケジュールをしっかり管理することが成功への鍵となります。
履歴書と職務経歴書の作成
日本の企業に応募する際には、日本語の履歴書と職務経歴書が必要です。これらの書類は、単にスキルや経験を記載するだけでなく、自分の人柄や志望動機を具体的に伝えることが求められます。特に職務経歴書では、自分のこれまでの技術的な経験をアピールするだけでなく、将来どのように企業に貢献できるかを明確に示すことが重要です。
ポートフォリオの充実
ITエンジニアとしての実績を示すためには、ポートフォリオが有効です。これまでに携わったプロジェクトや、自分が開発したアプリケーション、プログラムコードなどを整理し、具体的な成果物を見せることで、採用担当者に自分の技術力を直接アピールすることができます。ポートフォリオは、オンラインで公開するか、面接時に持参する形で企業に提出することが一般的です。
IT企業が求めるスキルセットと外国人留学生の強み
日本のIT企業が求めるスキルセットは、技術的な能力だけにとどまりません。コミュニケーション能力やチームワーク、問題解決力も非常に重要視されます。外国人留学生が持つ多言語対応能力や異文化理解は、特にグローバル展開を目指す企業にとって大きな強みとなります。
技術的スキル
まず、プログラミングやソフトウェア開発の技術は、ITエンジニアにとって最も重要なスキルです。Java、Python、C++などの言語の習得はもちろんのこと、クラウド技術やデータベース、AI、機械学習などの先進的な技術にも精通していることが求められます。これに加え、最新の技術トレンドを常にキャッチアップする姿勢も重要です。
語学力と異文化理解
語学力や異文化理解は、外国人留学生が日本人エンジニアにない強みです。英語に加え、日本語もビジネスレベルで使えることが内定を勝ち取る大きなポイントとなります。国際的なプロジェクトや海外チームとのコミュニケーションが必要な場面では、語学力が非常に役立ちます。また、異文化間での橋渡し役としても重要な役割を果たすことができます。
インターンシップやアルバイト経験を活かす
インターンシップやアルバイトの経験は、就職活動において大きな武器となります。特に、実務での経験が豊富な留学生は、その実績を面接や書類選考でアピールすることで有利に働きます。例えば、日本の企業でのインターンシップ経験がある場合、その企業文化や業務プロセスに対する理解が深いことを強調することができます。また、アルバイトで得たコミュニケーションスキルや、日本での生活適応力を示すことも、内定に繋がる要素となります。
面接のポイントと文化的な違いの理解
日本企業の面接では、技術力だけでなく、チームに適応できるか、企業文化に馴染めるかが評価されます。以下に、面接でのポイントを紹介します。
日本企業の面接スタイルとアピールの仕方
日本の企業文化では、謙虚さや協調性が重要視される傾向があります。面接時には、自己主張をしすぎるよりも、チームワークを尊重する姿勢を示すことが好まれます。また、自己PRでは、自分の強みや実績をアピールしつつも、会社に対する貢献意欲を具体的に述べることが求められます。さらに、面接官が重視するのは「なぜ日本で働きたいのか」という動機です。この質問には、しっかりと準備して臨むことが重要です。
文化的な違いを乗り越えるコツ
異文化間での就職活動では、文化的な違いが障壁となることがありますが、それを理解し、適応することで乗り越えることができます。日本のビジネスマナーや礼儀作法を事前に学んでおくことは、面接時の好印象に繋がります。例えば、挨拶の仕方や名刺交換の方法、話し方のトーンなど、小さなことが大きな影響を与えることがあります。
内定を勝ち取るために
日本での内定を勝ち取るためには、計画的な戦略が必要です。以下に、直接応募先を見つけるための効果的な手段を紹介します。
留学生向けのキャリアフェアやイベントへの積極的な参加
キャリアフェアや企業説明会は、企業との直接的な接点を持つチャンスです。積極的に参加し、人事担当者に直接、自分をアピールすることで、企業側に印象を残すことができます。カジュアル面談もその場でおこなうこともあるので、事前しっかりと自己PR内容や履歴書などを準備して臨むことが重要です。
引用元:外国人留学生就職フェア2025年
https://www.expat-expo.jp/ryugakusei/
エージェントやオンラインプラットフォームの活用
就職エージェントやオンラインプラットフォームを活用することで、企業とのマッチングがスムーズに行えます。特に、外国人留学生に特化したエージェントやサイトを利用することで、より多くの求人情報にアクセスできます。また、エージェントは面接対策や履歴書の添削も行ってくれるため、積極的に利用することをお勧めします。
さいごに
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