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バックエンドエンジニア向け職務経歴書の作成方法と修正ポイント
2024年10月19日 公開
日本のIT企業でバックエンドエンジニアとして就職を希望している外国人エンジニアにとって、職務経歴書は非常に重要です。書類選考を通過するためには、自分のスキルや経験を的確に伝えることが求められます。この記事では、バックエンドエンジニアとしてアピールすべきポイントや、外国人エンジニアがよく犯すミス、そして書類選考で通過しやすくなるための書き方を具体例を交えて解説します。
バックエンドエンジニアとしてアピールするべき内容
バックエンドエンジニアは、システムの裏側で動作する機能やデータベース管理、APIの設計・実装を担当します。そのため、職務経歴書には以下の要素を盛り込むことが重要です。
- プログラミング言語のスキル
バックエンドエンジニアに求められる主要な言語として、Java、Python、Ruby、PHP、Node.js などがあります。自身が得意とする言語をリストアップし、それぞれの経験年数やプロジェクトの規模も記載しましょう。
例:
Python(3年経験):データ分析システムのバックエンド開発を担当。API開発に従事し、ユーザーリクエストを処理するための高速アルゴリズムを実装。
- フレームワークやツールの経験
使用したフレームワーク(例:Django、Ruby on Rails、Springなど)や開発環境(例:Docker、Kubernetes、Gitなど)を明記しましょう。これらは、バックエンドエンジニアの実務能力を証明する重要な要素です。
例:
Django(2年経験):オンラインショップのAPI設計・実装を行い、決済システムとの連携部分を担当。
- データベース管理スキル
SQLやNoSQLデータベース(例:MySQL、PostgreSQL、MongoDBなど)の経験も重要です。データベース設計、クエリの最適化、データ移行の経験がある場合は具体的に記載しましょう。
例:
PostgreSQL(3年経験):ECサイトのデータベース設計と管理を担当し、クエリ最適化により応答時間を20%短縮。
- APIの設計・開発経験
RESTやGraphQL APIの設計・開発経験はバックエンドエンジニアにとって重要なスキルです。プロジェクトでどのようなAPIを設計・実装したのか、またその成果を具体的に書くことが大切です。
例:
REST API設計・開発(3年経験):ユーザー認証システムと連携するAPIを開発し、セキュリティ要件に対応。1万件/分のリクエストを処理可能なシステムを実現。
- セキュリティに関する知識
バックエンド開発ではセキュリティ対策が重要です。SQLインジェクション対策、認証システムの構築など、セキュリティに関する知識や経験をアピールしましょう。
例:
認証システム(OAuth 2.0)導入を行い、システムのセキュリティを強化。脆弱性診断を行い、SQLインジェクションのリスクを排除。
外国人エンジニアがよく間違えるポイント
外国人エンジニアが職務経歴書を書く際に、よく見られる誤りは以下の通りです。
- 経験やスキルの曖昧な記載
「多くのプロジェクトに関わった」「様々な技術を使った」という曖昧な表現は避け、具体的な数字や成果を示しましょう。たとえば、「APIを実装した」ではなく、「1000リクエスト/秒を処理するAPIを実装した」と記載することで、能力を具体的に伝えることができます。
- 日本語表現のミス
日本語で職務経歴書を書く際、敬語や適切なビジネス用語の使用に注意が必要です。例えば、動詞の「作成する」と「作る」の違いなど、ビジネス日本語の表現に気をつけましょう。また、書類全体の言い回しやフォーマットも日本のビジネスマナーに合ったものにすることが重要です。
- 文化的な違いによる表現のズレ
日本では謙虚さが重視される一方で、職務経歴書ではスキルや実績を具体的かつ自信を持って記載することが重要です。「自分の経験はまだ浅い」と過度に謙遜するのではなく、成果を堂々とアピールする姿勢が求められます。
書類選考で通過しやすくなる書き方
- 成果ベースの記載
企業側は、バックエンドエンジニアがどのような貢献をしてきたのかを知りたいと考えています。単に「開発を担当」と書くのではなく、プロジェクトの具体的な成果や、チームや会社に与えたインパクトを数字で示すと効果的です。
例:
「APIの応答速度を30%向上させ、サーバーコストを15%削減」
- プロジェクトごとの役割とスキルを整理
職務経歴書には、プロジェクトごとに自分の役割とスキルを整理して記載しましょう。どのプロジェクトでどのような言語やフレームワークを使ったかを明確にすることで、採用担当者がエンジニアの実力を把握しやすくなります。
- 使用技術の最新情報をアピール
IT業界は常に進化しているため、最新技術に対する知識や経験をアピールすることも大切です。例えば、「最新のNode.jsバージョンを使用して実装を行った」や「Dockerを活用してCI/CDパイプラインを構築した」など、現場で役立つ最新スキルを強調すると良いでしょう。
職務経歴書の書き方のサンプル(他社サイト)
▼DODA:職務経歴書テンプレート見本
https://doda.jp/guide/syokureki/resume/it13.html
▼Findy Blig:エンジニアの職務経歴書の書き方
https://findy-code.io/blog/engineer-carrer_syokumukeireki/#index_id13
まとめ
バックエンドエンジニアとしてのスキルや経験を正しくアピールすることが、日本のIT企業で就職するための第一歩です。職務経歴書には、具体的な成果を数字で示し、曖昧な表現を避けることが重要です。また、外国人エンジニアが陥りやすいミスを避け、日本企業が求めるフォーマットに従って、整然とした職務経歴書を作成しましょう。正しい書き方を身につけることで、書類選考の通過率を高め、バックエンドエンジニアとしてのキャリアを日本で成功させることができるでしょう。
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