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より優秀なブリッジSEを採用・配置するためには?

2025年03月01日 公開

執筆・監修:村元康太郎
JOBs Japan株式会社 代表。大手ソフトウェア開発企業の営業・マーケティング部門にて4年間従事した後、日本語オンラインスクールやIT JOBs in Japanを創業。
1000人以上の外国人に対して日本語学習サポートや、世界15カ国出身・100人以上のIT・機械・電気エンジニアの転職支援など豊富な実績を持つ。

オフショア開発を成功させる上で、ブリッジエンジニア(以下よりブリッジSE)の役割は非常に重要です。しかし、現在のブリッジSEのスキル不足や業務負担の増大、採用方法の課題により、プロジェクトがスムーズに進まないケースも少なくありません。本記事では、すでにブリッジSEを配置しているが、より優秀なブリッジSE人材の採用見直しや配置を検討されている方向けに解説をしていきます。

現在のブリッジSEのスキル不足

ブリッジSEのスキル不足について主に以下の三つに課題分類ができます。

「1:日本語スキルが十分でなく、細かいニュアンスが伝わらない」

「2:システムエンジニアリングの知識が不足しており、技術的な仕様の解釈が難しい」

「3:プロジェクト管理や交渉力が不足している」

それぞれの課題についての解決アプローチを説明していきます。

① 実務での日本語能力が高い人材の確保

ブリッジSEの最も重要な役割の一つは、仕様や要件を正確に伝えることです。日本語能力試験(JLPT)N1レベル相当の日本語スキルを持つエンジニアを採用することだけでなく、実際に日本国内でのシステム開発経験・実績があるかどうかも非常に重要なポイントです。実際の開発現場での細かな日本語でのやりとりやニュアンスの理解などは、どうしても現場での実践経験がないと身につかないものになります。ブリッジSEの採用に関しては、日本での開発実績・経験を選考で重要視することが大事です。

② システム開発の技術知識を備えた人材を選定

そもそものエンジニアリングの知識が不足していると、開発チームとの意思疎通が困難になります。例えば、APIの設計について日本側の仕様書をオフショア先のチームに正しく伝えるためには、RESTful APIやデータベース設計の基本的な理解が必要です。採用時には、実際にコーディングテストを行い、技術的なバックグラウンドを持つ人材を選定しましょう。

③ プロジェクト管理や交渉力の強化

ブリッジSEは、単なる翻訳者ではなく、プロジェクトを円滑に進めるファシリテーターでもあります。そのため、アジャイル開発やスクラムの知識、プロジェクト管理ツール(JIRA、Redmine など)を使いこなせる人材が理想的です。採用時には、過去のプロジェクト管理経験についてヒアリングを行いましょう。

ブリッジSEの負担が大きすぎる 最適な配置とは

開発の現場では1人のブリッジSEに業務が集中し、リソースが逼迫することで対応しきれなくなっているケースが少なくありません。すべてのコミュニケーションを1人のブリッジSEが担うと、業務負荷が過剰になり、品質が低下する可能性があります。例えば、以下のように役割を分担することで、負担を軽減できます。

・技術担当ブリッジSE:技術的な仕様の確認、コードレビュー

・プロジェクト管理担当ブリッジSE:スケジュール管理、進捗報告

・コミュニケーション担当ブリッジSE:クライアントとの折衝、要件整理

また、開発案件の規模に応じてブリッジSEの人数を増やすことも重要です。例えば、10名の開発チームに対して、1人のブリッジSEでは対応が難しくなります。プロジェクトの規模が拡大した際には、2〜3名のブリッジSEを配置し、業務の効率化を図るとよいでしょう。

ブリッジSE採用方法について

優秀なベトナム人ブリッジSEを採用するには、適切な採用チャネルを利用することが重要です。一般的なやり方としてはベトナムの求人サイト「VietnamWorks」や「ITviec」などの求人サイトに求人広告を出したり、LinkedInを用いたダイレクトリクルーティングなどの方法もありますが、採用にかかる労力もかかるため、人材紹介会社を活用することをおすすめします。

弊社ではブリッジエンジニアのご紹介実績が多数ございますので、もしオフショア開発での課題解決や、開発導入をご検討の方がいらっしゃいましたら気軽にお問い合わせをいただけますと幸いです。

また、優秀なブリッジSE人材を確保するためには、採用プロセスの設計も重要です。

特に選考する際には以下の3点について確認をすることで採用後のミスマッチも減らすことができるため選考プロセスに加えることを推奨いたします。

・技術試験の実施:コーディングテストや設計課題を課し、技術力を評価。

・日本語インタビュー:日本人エンジニアと会話し、日本語の実務レベルを確認。

・ケーススタディ面接:実際のプロジェクトを想定した課題を出し、問題解決能力を測る。

まとめ

オフショア開発の成功には、優秀なブリッジSEの存在が不可欠です。スキルの高い人材を採用し、適切な業務分担を行い、効果的な採用方法を採ることで、プロジェクトの品質と進行を大幅に改善できます。貴社のオフショア開発をより円滑に進めるために、ブリッジSEの採用・配置の見直しをぜひ検討してみてください。

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