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外国人留学生のITエンジニアを採用するための方法を解説
2025年03月22日 公開
ここ数年、日本のIT業界では慢性的な人材不足が課題となっています。その解決策のひとつとして、外国人留学生のITエンジニア採用が注目されています。彼らは日本の大学や専門学校で学びながら、日本の文化・習慣にも適応しており、即戦力として活躍できる可能性が期待できます。本記事では、外国人留学生のITエンジニア採用のメリット・デメリットも述べつつ、リクルーティング戦略、成功事例などを詳しく解説します。
外国人留学生ITエンジニアを採用するメリット
① 多言語対応や国際的なプロジェクトへの適応力
母国語と英語、さらに日本語を話せる外国人エンジニアは、グローバルプロジェクトにおいてとても有益です。海外クライアントとのコミュニケーションや、外国人顧客向けのシステム開発において重要な役割を果たすことができるほか、オフショア開発でのブリッジエンジニアの役割も担える可能性も期待できます。
② 高度な専門知識と多様な視点の導入
理工系の外国人留学生であれば、日本での専門的な技術教育を受けているほか、母国でもIT技術を学び、習得していることも少なくないです。特に、AI、データサイエンス、クラウドコンピューティングなどの分野に強い人材も多く、企業の技術力向上に貢献できることが期待できます。特に英語圏出身の留学生であれば、より多くの技術文献や技術者コミュニティから最先端のテクノロジーのナレッジなどもキャッチアップしやすい優位性もあります。
③ 海外市場進出やグローバル展開への貢献
日本企業が海外進出を検討する際、現地の文化や市場を理解している外国人エンジニアの存在は大きな強みになります。彼らを採用することで、海外展開のスピードを加速させることも期待できます。
外国人留学生ITエンジニアを採用する際のデメリット
① 在留資格取得や手続きの複雑さ
外国人を正社員として雇用するためには、留学ビザから就労ビザへの変更手続きが必要です。企業は適切なサポートを提供する必要があります。
② 文化やコミュニケーションのギャップ
日本のビジネスマナーや仕事の進め方に慣れるまで時間がかかることがあります。企業側も異文化を理解し、適切な教育を行うことが重要です。
③ 定着支援やサポート体制の必要性
採用後のフォローアップが不足すると、外国人エンジニアが職場に馴染めず退職してしまう可能性があります。長期的な定着を促すためには、教育制度やキャリア支援が欠かせません。
外国人留学生ITエンジニア採用のための効果的なリクルーティング戦略
大学連携やキャリアセンターの活用
大学や専門学校と連携し、外国人留学生向けの採用説明会を開催することで、優秀な人材を早期に確保できます。キャリアセンターを活用し、学生との接点を持つことも重要です。
専門の求人サイトやエージェントの利用
外国人ITエンジニア向けの求人サイトや人材紹介エージェントを活用することで、適切な人材と出会いやすくなります。
→外国人エンジニア採用のためのサービスまとめ
インターンシップやトレーニングプログラムの提供
インターンシップを実施することで、企業文化や業務内容を理解してもらい、スムーズな採用につなげることができます。
実際に、当社の日本語オンラインスクールサービスをスペイン語圏に拡大するために、インターンといつ形で、留学生を採用した例→
弊社クライアントにて、外国人エンジニアを業務委託で採用した例→
オンラインプラットフォームを活用した採用活動
LinkedInやGitHubなどのプラットフォームを活用し、実績やスキルを持つ外国人エンジニアを直接探してリクルートすることも効果的です。
→Linkedinを活用し外国人エンジニアを採用するためのノウハウ記事
採用プロセスにおける在留資格と手続きのポイント
留学ビザから就労ビザへの変更手続き
外国人留学生を正社員として採用する場合、留学ビザを「技術・人文知識・国際業務」などの就労ビザへ変更する必要があります。また、採用にあたり、企業側で用意すべき書類には雇用契約書、事業計画書、会社の登記簿謄本などが含まれます。申請手続きには時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが必要です。
まとめ
外国人留学生のITエンジニアを採用することで、企業は技術力の向上やグローバル展開を加速できます。しかし、文化の違いやビザ手続きの負担などの課題もあります。適切なリクルーティング戦略を立て、法的手続きをしっかりと理解し、長期的な定着支援を行うことがとても大事です。
弊社では外国人留学生のITエンジニアのご紹介実績が多数ございますので、もしご検討の方がいらっしゃいましたら気軽にお問い合わせをいただけますと幸いです。
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